「パートナーに不倫をされた…」
「もしかして浮気しているのかも…?」
このような状況では、胸中に不安が募り、誰かに助けを求めたくなるものです。弁護士や探偵といった、訴訟代理や証拠収集を手助けする専門家も存在しますが、最初からそうした専門家に相談するのは気が引けるという方も多いでしょう。
そこで本記事では、不倫問題に関するカウンセリングを主な対応とする相談窓口の紹介、カウンセリングのメリットとデメリット、費用の相場などを詳しく解説します。また、どのようなケースにどの相談先が適しているかも説明しますので、カウンセラー以外にも自分の状況に合った相談先を選ぶ参考にしてください。
不倫カウンセリングを活用するメリットとデメリット
不倫に遭遇した際、まずはカウンセリングを利用することで、弁護士や探偵といった他の専門家に頼む前に、比較的気軽に心情を打ち明けることができます。カウンセラーは相談業務を専門としているため、様々な悩みに対して経験に裏打ちされた助言を提供してくれます。一方で、カウンセリングはあくまで心のケアが主目的となるため、具体的な法的措置や証拠収集などの手続きについては、別途他の専門家の支援が必要になる点が欠点と言えるでしょう。
不倫カウンセリングのメリット
心のモヤモヤが解消され、安心感が得られる
不倫の事実や疑念によって心が乱れ、自分だけで抱え込むと非常につらい状態になります。カウンセラーに現状の不安や疑いを率直に話すことで、内面の重荷が軽くなり、穏やかな気持ちを取り戻す助けとなります。
現状の混乱を整理し、自己理解が深まる
不倫が明らかになった直後は、感情が高ぶり、何が起こっているのかを整理するのが難しくなります。専門家との対話を通じて、現状を客観的に把握できるようになり、心の中の混沌が次第に整理される効果が期待できます。優れたカウンセラーは、混乱状態から冷静さを取り戻すための具体的なサポートを提供してくれます。
今後の行動方針を明確にするサポートが受けられる
カウンセリングを経ることで、将来的に取るべき対応策―たとえば、関係修復か離婚かという大まかな選択肢―が見えてきます。また、不倫相手との断絶や慰謝料請求といった、具体的な次のステップについても、状況に応じたアドバイスを受けることが可能です。こうしたプロセスにより、法的手続きや調査が必要な場合も、円滑に他の専門家へ引き継ぐ準備が整います。
不倫カウンセリングのデメリット
経済的な負担が発生する可能性がある
カウンセリングは専門サービスであるため、全ての相談が無料で済むわけではありません。初回無料のケースもありますが、継続して支援を受けるとなれば、一定の費用負担が避けられません。
具体的な問題解決には他の専門家との連携が必要となる
カウンセラーは心理的サポートに注力しているため、慰謝料請求や証拠収集といった法的対応や調査は専門外です。不倫による問題の具体的解決を望む場合は、弁護士や探偵などの分野のプロフェッショナルに依頼する必要があり、この点がカウンセリングの限界として挙げられます。
不倫カウンセリングにかかる費用の目安
カウンセリングは、専門家による個別サポートサービスであるため、相談するだけでも必然的に料金が発生します。担当者の経歴や相談内容、セッションの形式などにより料金は変動しますが、ここではおおよその費用基準について詳しくご紹介します。事前に費用の目安を把握しておくことで、安心してサービスを利用するための準備ができます。
対面での相談の場合
不倫カウンセリングの形態は主に「対面」と「電話」に分かれます。対面でのセッションは、直接相手と会って相談内容を深堀りするため、一般的に費用が高く設定されています。具体的には、30分あたり約5,000円前後が一般的な料金相場となっています。さらに、初回無料のセッションや割引サービスを提供しているカウンセラーも存在するため、事前に相談可能な時間や料金上限など、詳細な条件を確認することが望ましいです。こうした事前確認は、利用者が予想外の出費を防ぐための有効な手段となります。
電話での相談の場合
電話でのカウンセリングは、対面に比べるとややリーズナブルな場合が多いです。30分あたり約5,000円前後が目安ですが、場所を選ばず受けられる利便性や、対面時の移動時間が不要な点など、利用者にとってメリットが多くあります。料金設定自体は対面に近い水準であることが一般的ですが、多少の割引が適用される場合もありますので、利用前に各サービスの詳細情報を確認しておくと安心です。
「不倫カウンセリング」におすすめの窓口
不倫のカウンセリングを提供している相談先をいくつかご紹介します。基本的には、地域を問わず電話でのカウンセリングが可能です。まずは気軽に相談してみることをお勧めします。
岡野あつこの離婚相談救急隊
大学で心理学を学んだ岡野あつこ氏が、1991年から代表を務める離婚相談カウンセリングです。岡野氏は多くのマスメディアにも出演しており、カウンセリングの第一人者として知られています。相談内容は多岐にわたり、夫婦関係の修復に関する多角的なアドバイスが期待できる一方、岡野氏ご本人に相談する場合は費用がやや高額になる傾向があります。
ホームページ:https://rikon.biz/
NPO法人よつば
『よつば』は、夫婦問題をはじめ、法律や金銭トラブルなどの相談を受け付ける非営利法人です。不倫や夫婦関係、離婚に関する問題は、身近なトラブルとして幅広く対応しています。単なるお悩み相談から、弁護士や探偵の選び方に関するアドバイスまで提供しており、費用面を気にせずに利用できる点が魅力です。
ホームページ:https://npoyotuba.com/
不倫カウンセリングQ&A
ここでは、不倫問題をテーマにしたカウンセリングで多く相談される事例をご紹介します。
Q.カウンセラーに何を伝えればいいの?
A.何を相談してよいのか迷ってしまう方も少なくありません。たとえば、以下のようなケースが挙げられます。
- 自分自身が浮気や不倫に走る可能性を感じ、不安に陥っている
- 夫婦間の信頼関係を再構築したい
- 配偶者の不貞行為が判明し、離婚を考え始めたが、決断がつかない
- 明確な証拠があるのに、別れたくなくてどうすればよいか分からない
基本的には、不倫や異性関係に関するどんなお悩みでも、心に秘めた本音と現状を率直に打ち明けることが大切です。あなた自身の気持ちを余すところなく伝え、次の一歩に進むサポートを受けましょう。
Q.不倫が発覚したら、最初にすべきことは?
A.もしパートナーの不貞行為が明るみに出た場合、衝撃や混乱で何をするべきか分からなくなることが多いです。しかし、問題を放置することはできません。一般的には、以下の2つの対応策が考えられます。
- 話し合いを通じ、不倫行為を止めさせ、関係の修復を試みる
- 必要な証拠を押さえた上で、離婚や慰謝料請求といった法的対応を検討する
今後、どのような夫婦関係を築いていきたいのかを明確にし、まずは大まかな方向性を定めることが重要です。
ただし、感情に任せた突発的な行動は避けるべきです。十分な準備ができていない状態で話し合いを行うと、相手に反論されるリスクがあるほか、感情的な衝突がさらなる溝を生む可能性があります。また、証拠収集においても、パートナーに不審がられると後々、専門家による証拠確保が難しくなる恐れがあります。まずは大まかな進路を決め、具体的な対策については個別のカウンセリングで相談するのが賢明です。
Q .配偶者の不倫を問い詰めた結果、関係がさらに悪化してしまった場合は?
A.現状がはっきり見えないうちに早急な結論を下すのは避けるべきです。あなた自身、配偶者、そして家庭全体の本質に向き合い、内面にある葛藤や迷いを丁寧に見つめ直しましょう。
必ずしも、不倫を理由に配偶者が冷たくなったり、機嫌を損なっているわけではなく、むしろ頻繁に追及されることがストレスとなり、結果的に相手の反発を招いている可能性もあります。
いずれにせよ、状況が十分に把握できる前に離婚といった極端な決断を下すと、家庭全体が崩壊してしまうリスクが高まります。まずは、朝の「おはよう」や仕事帰りの「お疲れ様」といった日常のコミュニケーションを大切にし、落ち着いて対話できる環境を整えることが大切です。その上で、ゆっくりと今後の方向性を検討するのが望ましいでしょう。
Q.配偶者が不貞行為をしていると確認されたが、離婚は望まない場合の対処法
A.配偶者を責め立てるのではなく、まずは証拠を密かに確保することが最優先です。
夫婦関係の修復を目指すには、冷静な話し合いを通じて、相手に不倫によって受けた心の痛みを誠実に伝えることが必要です。しかし、証拠がなければ「誤解だよ」「もっと信じてほしい」といった言い逃れをされる恐れがあるため、説得力が弱まってしまいます。
証拠があると、不貞行為を行った側は「有責配偶者」と見なされ、離婚請求が原則として認められにくくなります。これにより、離婚回避の交渉材料として有利に働くだけでなく、万一離婚に至った場合でも、慰謝料請求の根拠として利用できる可能性が高まります。
ただし、証拠収集は配偶者に気づかれないよう慎重に進める必要があります。もし相手に悟られてしまうと、不倫相手と共に隠蔽に走り、後の証拠確保が困難になるだけでなく、相手同士の結びつきが強まってしまう可能性もあるため、注意が必要です。
Q.不倫関係にあるパートナーから離婚を要求された場合、必ず離婚すべきなのか?
A.法律上、不倫をしている側、すなわち「有責配偶者」からの離婚申し出は、原則として認められていません。そのため、あなたが無理にその要求に応じる必要はありません。
それでも離婚を迫られるケースでは、高額な慰謝料の支払いなど、条件交渉の余地を探る方法も考えられます。また、夫婦は同居義務が課せられているため、勝手に別居に踏み切れば「悪意の遺棄」として慰謝料請求の対象になるリスクも存在します。
経済的な問題(生活費や住宅ローンなど)が絡む場合は、早急に弁護士へ相談し、法的な対策を検討することが重要です。
カウンセリング以外の専門家への相談|不倫問題の法的解決・証拠集めを希望する方へ
実際に不倫問題を解決するためには、状況に応じて専門家の直接的な行動が必要になることもあります。ここでは、不倫に対する対処方法がある程度固まっている方向けに、カウンセラー以外の専門家の相談先を紹介します。
弁護士 慰謝料請求や離婚を希望する場合
夫婦関係における不貞行為は、離婚や慰謝料請求が認められるケースが多いですが、相手がこれに応じない場合、調停や裁判などで問題が長引く可能性があります。弁護士が同行していれば、手続きの代理や、問題が複雑化する前の段階からの話し合いにおいてもスムーズな解決が期待でき、結果として円満な離婚や希望する慰謝料額の獲得につながることが多いです。法的な対処を確実に進めたい場合は、一度弁護士に相談することをお勧めします。初回無料相談を実施している弁護士事務所も存在します。
探偵 不倫事実の確認と証拠収集を希望する場合
「不倫の実態をはっきりさせたい」「証拠を確保しておきたい」と考える方は、探偵への相談を検討してみてください。探偵は浮気調査により、不倫の証拠収集を専門的に行います。離婚や慰謝料請求においては、証拠が大きな意味を持つため、事前の準備が今後の交渉を有利に進める鍵となります。多くの探偵事務所が無料相談を実施していますので、まずは気軽に相談してみるとよいでしょう。
複数回にわたるカウンセリングには要注意!
一度のカウンセリングセッションで全ての問題が解決するとは限らず、状況によっては複数回のセッションが必要となるケースがあります。最初のセッションで得られた気づきやアドバイスを基に、次回以降のカウンセリングが提案されることも多いため、2回目、3回目といった追加のセッションにかかる料金も考慮に入れておく必要があります。
また、利用中に一部のカウンセラーが、次々と追加セッションを促すことで利益を追求しようとする場合もあるため、最初に自分自身の状況や目的をしっかり整理しておくことが重要です。計画的にセッションを進め、必要最小限の回数で済むよう準備を整えることで、不要な費用の発生を防ぐことができるでしょう。利用者自身が「本当に必要なサポートは何か」を見極める姿勢が、賢い費用管理につながります。
まとめ
不倫が発覚すると、誰もが動揺し不安に襲われるものですが、カウンセリングをはじめとする様々な支援策が用意されています。自分自身の感情や今後の対応策を冷静に見極めるためにも、まずは専門家に相談することが有効です。カウンセリングを通じて現状を整理し、次にどのような行動を取るべきかの指針が見えてくる可能性があります。
ただし、カウンセリングは専門職が業務として提供しているサービスであるため、セッションが長引くとその分費用がかさむリスクも伴います。したがって、初めに深呼吸して自分の状況を整理し、効率的に相談を進めることが費用抑制のポイントとなります。最終的には、自分に合ったサポート方法を見つけ、無駄な出費を避けながら問題解決に向けた一歩を踏み出すことが大切です。