最近、SNSがきっかけとなり、見えない相手からのストーカー行為に心を痛めている方が増加しています。実際に付きまとい行為があるケースだけでなく、ネット上だけで監視されたり、コメントや反応に異常な執着を見せられたり、嫌がらせのようなメッセージが送られてきたりする被害が後を絶ちません。特に、ダイレクトメッセージ(DM)で個人的に執拗な連絡を受けるケースが深刻化しています。
SNSストーカーの怖いところは、相手の正体が分からない不安が常につきまとう点です。問題を解決したくても、アカウントを削除するだけでは本当に安心できるか分かりません。もし個人情報が相手に知られてしまっていたら、ネットの世界だけの問題では済まなくなるかもしれない…そんな恐怖を抱えながら日々を過ごすのは、本当につらいことだと思います。
警察やSNSの運営元に相談しても、内容によってはすぐに対応してもらうのが難しかったり、デリケートな問題で誰にも打ち明けられずにいたりする場合もあるでしょう。そんなとき、探偵の調査が解決への糸口になるかもしれません。
ここでは、実際にInstagramでストーカー被害に遭われた方の体験談を元に、解決策を一緒に考えていきましょう。
インスタグラムのストーカー問題とは?
Instagramには、アカウントに鍵をかけたり、特定の相手にだけストーリーを見せるように設定したり、コメント欄を閉じたりと、嫌がらせや誹謗中傷から自分を守るための機能が備わっています。アカウントを消さなくても、できる対策は確かにあります。
しかし、相手がストーカー行為に及んでいる場合、話は少し異なります。こちらがどんなに対策をしても、相手は手段を変えて情報を集めようとしたり、なんとか接触しようと試みたりすることがあります。そして、最も恐ろしいのは、拒絶されたと感じた相手が逆上し、ストーカー行為がさらにエスカレートしてしまう可能性です。
過去の投稿内容や、システム上の情報から様々なことを推測し、ネット上だけでなく、実際にあなたの住んでいる場所の近くをうろついたり、通勤・通学の時間帯を狙って接触しようとしたりするかもしれません。DMやコメントを拒否したことで、逆恨みから危険な行動に出るケースも考えられます。
このように、ストーカー問題はご自身の判断だけで対策を講じても、なかなか解決が難しかったり、かえって状況を悪化させてしまったりすることもあるのです。
インスタグラム上の「ネットストーカー対策」探偵の見解は?
ネットストーカー対策は「難しい」のが現実
1日に何件もDMが届き、さらにはあなたの行動を把握しているような素振りを見せたり、会おうとしたりする連絡が来るというのは、決して見過ごすことのできない、深刻なストーカー行為と言えるでしょう。
ストーカー行為は、好意が歪んだ形であらわれ、相手に無理な要求をしたり、執拗に監視したり、監視していることをわざわざ告げたりするなど、様々なパターンがあります。
SNS上でのストーカーの場合、相手の顔が見えないため、恐怖心はさらに増してしまうことでしょう。ストーカー被害に遭ったとき、多くの方はまず警察に相談することを考えると思います。しかし、残念ながら、警察に相談しても「アカウントを削除して様子を見てください」と言われてしまったり、現実世界での直接的な被害がないと判断され、ストーカーとして扱ってもらえず、十分な対応を受けられないケースも存在します。
また、ネット上の誹謗中傷に対しては、発信者情報開示請求という手続きが解決策として知られるようになってきましたが、ネットストーカーの場合は、相手を特定して法的な措置を取る前に、まずはご自身でできる対策(アカウントの非公開設定やブロックなど)を求められることが多いのが実情です。
被害を解決するためは「相手を特定」する事が必要
InstagramのDMなどを利用したネット上でのストーカー行為を根本的に解決するためには、まず「誰が」あなたを苦しめているのかを特定すること、そして「どのような被害を受けているのか」を客観的な証拠で示すことが、何よりも大切になります。
相手の正体と被害の証拠さえ揃っていれば、対策はずっと取りやすくなります。警察にも具体的な情報を提供できるため、より真剣に対応してもらえる可能性が高まりますし、弁護士に依頼して法的な解決を目指す場合も、スムーズに進めることができます。
しかし、SNS上で相手を特定するのは容易ではなく、専門的な知識や技術が必要となるため、専門家のサポートが不可欠となるでしょう。そして、相手を特定できた際には、その人物がどのような人なのか、身元を明らかにすることで、より適切な解決策を見つけ出し、被害の再発を防ぐことにも繋がります。
ストーカー問題は「専門家」へ相談することがオススメ
もしあなたがストーカー問題でお悩みでしたら、あるいは解決方法について詳しく知りたいと思われたら、探偵などの専門家に一度ご相談ください。
過去の事例や解決実績に基づき、あなたのお悩みに合わせた解決策や、ストーカー調査の必要性について、親身になって話を聞いてくれるでしょう。
探偵による「ストーカー調査」の内容とは?
ストーカー調査でできること
インスタグラムのDMなどを通じたストーカー被害は、探偵によるストーカー調査を通じて解決への道筋をつけることが可能です。ストーカー調査では、主に以下のことを行います。
- ストーカー被害の実態確認: 具体的にどのような被害が発生しているのかを客観的に把握します。
- 証拠収集: 被害を証明するための具体的な証拠(DMのスクリーンショット、監視されていることを示す情報など)を集めます。
- 相手の特定: ストーカー行為を行っている人物が誰なのかを特定します。
これらの情報収集を通じて、ストーカー被害を根本的に解決するための土台を築きます。また、必要に応じて、弁護士やカウンセラーといった専門家と連携し、法的な手続きや精神的なケアを含めた総合的なサポートを提供することも可能です。
SNSでのストーカー行為においては、まず相手が誰なのかを明らかにすることが最優先となります。そのため、インターネットやデジタル技術に詳しいサイバー探偵による調査が、相手の身元を特定する上で非常に有効な手段となるでしょう。
ストーカー被害は、再発したり、さらに深刻化したりするのを防ぐためにも、根本的な解決を目指すことが何よりも重要です。どこに相談すれば良いか分からない、あるいは相談しても解決の兆しが見えないといった場合には、探偵に相談することで、新たな解決策が見つかるかもしれません。
インスタグラムのストーカー・相談事例
※この体験談は、ご本人の許可を得て、過去のご相談内容を一部変更して掲載しています。
探偵によるインスタグラムストーカーの調査結果
今回の事例では、下記のような調査を実施。
目的 |
インスタグラムストーカーのDMをやめさせる
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調査内容 |
犯人を特定し、ストーカーの証拠を集める
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期間 | 約6日間 |
料金 | 約30万円 |
調査した結果、DMの送り主(ストーカー)を特定。証拠から法的な措置の実施が可能と判断し、内容証明郵便にて警告することを依頼主に提案。
インスタグラムのストーカー被害は一刻も早い対応が大切
Instagramを利用していて、注目を集めるような立場にいらっしゃる方は、多くのフォロワーから様々なメッセージやコメントを受け取ることでしょう。中には心ない言葉もあるかもしれませんが、自分に興味を持ってくれたり、応援してくれたりするメッセージは、やはり嬉しいものですよね。
しかし、その好意や関心が度を超えてしまうと、ストーカー行為へと発展してしまうことがあります。「どの程度からが危険なのか」ご自身では判断が難しいと感じることもあるかもしれません。
「まだ大丈夫だろう」と問題を放置してしまうと、相手の行為がエスカレートしてしまった時に、対応がより困難になってしまう可能性があります。
ですから、少しでも「なんだか怪しいかも?」「この人、ちょっと怖いな」と感じた時には、それがストーカー行為や嫌がらせにあたるのかどうか、そしてどのような解決策があるのか、専門家に相談してみることを強くお勧めします。
あなたの心が疲れ果ててしまう前に、どうか勇気を出して、早めの解決に向けて一歩を踏み出してください。
<関東在住 25歳女性からの相談>
私はファッションやメイクが好きで、日々のコーディネートやメイクをInstagramに投稿しています。少しずつ応援してくださる方が増え、SNSを楽しんでいました。
コメントやDMをくれる方にはできるだけ返信するようにしていました。しかし、特定の人が毎回必ず投稿にコメントをくれたり、DMを送ってきたりするようになりました。
私も普段は仕事をしているので、毎日すぐに返信することは難しくなってきて、質問以外のDMにはあまり返信しなくなりました。
その後、その人は一方的に延々とDMを送り続けてくるようになりました。返信しないと怒りを感じさせるようなDMが届くようになりました。しまいには私が行きつけのカフェの事までメッセージで送ってくるようになり、私の行動を監視しているようなメッセージまで送ってくるように。
私は相手の顔を知らないので、怖くてたまりません。毎日何十件もDMが送られてきて、中には性的な内容のものもあります。どうにかして、その人が誰なのかを突き止めて、ストーカーをやめさせたい。