浮気不倫コラム

浮気調査されてるか知る方法!8つのポイントとプロの調査方法などを解説

浮気不倫コラム

パートナー以外の方との関係を持つことは、それがいつか大切な人に知られてしまうのではないかという、大きな不安を伴うものですよね。

パートナーの機嫌を常に気にしたり、スマートフォンを見られていないか心配になったり、あるいは誰かにつけられているような気がして、周囲を警戒しながら過ごされているかもしれません。

もし、パートナーがあなたの変化に気づき、疑いを抱いているとしたら、実際に調査のプロに依頼している可能性も考えられます。また、お相手のご家族が調査を依頼しているケースもあるかもしれません。しかし、調査のプロは専門的な技術を持っているため、簡単にはその存在に気づけないことも多いでしょう。

では、「誰かに見張られているかもしれない」と感じたとき、どのように考え、行動すればよいのでしょうか? ご自身が浮気調査されてるか知る方法や、見極めるヒント・追跡の気配を感じ取る方法、そして万が一、関係が知られてしまった場合に起こりうること、それを避けるために今できることについて、具体的にお伝えしていきます。

  1. 浮気調査されてるか知る方法!8つのチェックポイント
    1. 1、身の回りの変化に注意を払ってみましょう
    2. 2、お金の流れを確かめてみましょう
    3. 3、ご自身のスマートフォンを調べてみましょう
    4. 4、パートナーのスマートフォンやパソコンから手がかりを探すことも…
    5. 5、ご自宅に不審な機器がないか確認してみましょう
    6. 6、GPSが取り付けられていないか調べてみましょう
    7. 7、パートナーの態度から探ってみましょう
    8. 8、調査の専門家に相談してみるという選択肢も
  2. プロが使う「浮気調査の方法」と4つの対策
    1. 徒歩での追跡
    2. 車を使った追跡
    3. 張り込みの種類
    4. 浮気調査の対策①見慣れない車に気づく
    5. 浮気調査の対策②普段と違う行動をとってみる
    6. 浮気調査の対策③意表をつく動きをしてみる
    7. 浮気調査の対策④信号を利用してみる(※危険が伴います)
  3. 不倫・浮気がバレた場合のリスク
    1. お相手のご家族から法的な対応を取られる可能性
    2. お相手のご家族からの過剰な接触や嫌がらせ
    3. パートナーとの別れにつながる可能性
    4. 周囲からの信頼を失うこと
    5. 仕事への影響
    6. お子さんへの心の負担
  4. 「浮気調査されているかも」と感じた時の対処法
    1. 不倫関係を解消する
    2. 浮気相手と話し合う
    3. 不倫の事実を認め、パートナーと向き合う
    4. 法に触れる調査の場合は専門家への相談する
  5. 最後に

浮気調査されてるか知る方法!8つのチェックポイント

パートナー以外の方との関係が始まると、生活の中に様々な変化が現れることがあります。例えば、お相手に会う時間を作るために、仕事帰りや休日の予定に不自然な点が増えたり、デート代やその他の費用で出費がかさんだり。また、関係を知られたくないという思いから、スマートフォンを手放さず、常に持ち歩くようになることもあるでしょう。

ご本人は意識していなくても、こうした行動の変化から、パートナーが何かを敏感に察知し、事実を確かめようと動き出すことは少なくありません。さらに、ご自身で証拠を見つけようと、様々な方法を試みる可能性も考えられます。ここでは、あなたがパートナーに探られているかもしれないと感じたときに、浮気調査されてるか知るために「チェックしておきたい8つのポイント」をご紹介します。

1、身の回りの変化に注意を払ってみましょう

「もしかして見張られている?」と感じたら、まずはご自身の周囲の状況に、いつもより少し注意を向けてみてください。調査のプロは非常に巧みに追跡や張り込みを行いますが、注意深く観察することで、その気配を感じ取れる場合もあります。

例えば、街を歩いているときに、何度も同じ人を見かけるようなことはありませんか? 調査員は服装を変えるなどして周囲に溶け込もうとしますが、背格好などの特徴から「またあの人かもしれない」と感じることがあるかもしれません。また、ご自宅の近くやよく行く場所に、見慣れない車が頻繁に停まっている場合、その車の中から監視されている可能性も考えられます。

2、お金の流れを確かめてみましょう

調査を探偵などに依頼する場合、ある程度の費用が必要になります。契約時の着手金だけでも数十万円、総額では百万円近い費用がかかるケースも珍しくありません。パートナーが調査を依頼しているかもしれないと感じたら、共有している預金口座の履歴やクレジットカードの明細を確認してみるのも一つの方法です。

特に大きな買い物をした覚えがないのに、不自然に高額な出金や引き落としがある場合、それはあなたに言えない目的で使われたお金かもしれません。もちろん、パートナーが個人的に貯めたお金から支払っていれば確認は難しいですが、共有口座からの出金であれば記録が残っているはずです。クレジットカードの場合、紙の明細がなくても、あなたが家族カード会員であれば、カード会社のウェブサイトで利用履歴を確認できることがあります。

3、ご自身のスマートフォンを調べてみましょう

パートナーが自ら証拠を探そうと考えた場合、あなたのスマートフォンに調査用のアプリをひそかにインストールすることも考えられます。例えば、Android端末であれば「Cerberus(ケルベロス)」のようなアプリが使われることがあります。これは、遠隔操作で位置情報を取得したり、周囲の状況を録音・撮影したりできる強力なアプリとして知られています。iPhoneの場合でも、「mSpy」のように、位置情報の追跡やSNSのメッセージ監視などが可能なアプリが存在します。

ただし、相手の許可なくスマートフォンにこうしたアプリをインストールする行為は、プライバシーの侵害にあたり、法的に問題となる可能性があります(不正指令電磁的記録供用罪など)。もしこのようなアプリを見つけた場合は、感情的にならず、パートナーときちんと話し合うことが大切です。また、アプリを使われなくても、スマートフォンのパスワードを知られていれば、メールやLINEの内容は簡単に見られてしまいます。心当たりがある場合は、パスワードを変更しておくことをお勧めします。逆に、パートナーがあなたのスマホをこっそり見ていないか気になる場合は、「WTWP」や「盗み見トラップ」といった、ロック解除時に自動で撮影するアプリを利用して確認するという方法もあります。

4、パートナーのスマートフォンやパソコンから手がかりを探すことも…

反対に、パートナーのスマートフォンやパソコンを調べることで、調査依頼の痕跡が見つかる可能性もあります。調査を考え始めたパートナーは、まずインターネットで探偵事務所などを検索するでしょう。パートナーが使ったブラウザの検索履歴や閲覧履歴に、調査関連のサイトが残っているかもしれません。また、メールの中に、探偵事務所との相談のやり取りが残っている可能性もあります。

しかし、たとえ夫婦間であっても、相手の許可なくスマートフォンのロックを解除して中身を見る行為は、プライバシーの侵害にあたる可能性があることを、心に留めておく必要があります。

5、ご自宅に不審な機器がないか確認してみましょう

自宅に相手を招き入れたり、電話で連絡を取り合ったりしている場合、その証拠を押さえるために、家の中に小型カメラや盗聴器が仕掛けられるケースも考えられます。隠しカメラには、非常に小さいものや、時計、ボールペンといった日用品に偽装されたものもあり、一見しただけではカメラだと気づきにくいものも多く存在します。リビング全体が見渡せる場所や寝室などが、設置場所として考えやすいでしょう。本棚や家具の隙間、あるいはタオルなどに巧妙に隠されていることもあるため、隅々まで注意深く確認する必要があります。

一方、レンズを向ける必要がない盗聴器は、カメラよりもさらに発見が難しいかもしれません。ペン型やUSBメモリ型といった日用品タイプから、コンセントや電球などに仕込めるタイプまで、様々な種類があります。物音を感知して自動で録音を開始するものや、スマートフォンから遠隔操作できるものも市販されています。もし盗聴器の存在が不安な場合は、市販の探知機を使って調べてみるのも一つの手です。

6、GPSが取り付けられていないか調べてみましょう

近年、調査でよく使われるのがGPS発信機です。パートナーがあなたの行動に疑いを持ち始めた場合、お相手の家やよく会う場所を特定するために、あなたの持ち物や車にGPSを仕掛けることが考えられます。非常に小型のものやカード型のものもあり、カバンの内側に縫い付けられているようなケースもあるため、持ち物に不自然な点がないか、よく確認することが大切です。

また、普段から車で移動される方は、車体にGPSが取り付けられている可能性も考えられます。強力な磁石で車の下部など、目立たない場所に取り付けられることが多いです。ただし、夫婦で共有している車への取り付けは問題ないとされる場合もありますが、個人の所有物(カバンなど)に無断でGPSを仕掛ける行為は、プライバシーの侵害にあたる可能性があります。なお、探偵が調査対象者の車などに直接GPSを取り付ける行為は、ストーカー規制法などに抵触する違法な調査方法とされています。

7、パートナーの態度から探ってみましょう

調査が依頼者(この場合はあなたのパートナー)自身の不自然な振る舞いから発覚することも少なくありません。あなたの何気ない一言にひどく動揺したり、調査が進むにつれて感情的になり、つい口を滑らせてしまったりすることで、調査の事実が明らかになるのです。もし、あなたのパートナーが感情を表に出しやすいタイプであれば、その性格を利用して、それとなく探りを入れて反応を見るという方法も考えられます。

例えば、「最近、誰かに見られているような気がするんだ」「なんだか怖いから、警察に相談してみようかな」などと話してみたとします。もし本当に調査を依頼しているのであれば、パートナーは調査が発覚するのではないかと不安になり、表情が変わったり、慌てて否定したりするかもしれません。嘘をつくのが苦手な性格であれば、その場で調査していることを認める可能性もあるでしょう。

8、調査の専門家に相談してみるという選択肢も

これまでご紹介した方法を試しても、パートナーが調査をしているのか確信が持てず、どうしてもはっきりさせたいという場合は、調査の専門家(探偵)に相談してみるという方法もあります。相手がプロの探偵に依頼している場合、その追跡を素人が見抜くのは非常に困難です。しかし、こちらも同じくプロの探偵に依頼して監視を依頼すれば、あなたを追跡している調査員の存在を見つけ出せる可能性は十分にあります。実際に、このような調査は、ストーカーなどの被害を受けている方が、犯人を特定するために行われることもあり、探偵はそのための訓練も受けています。経験豊富な探偵に依頼すれば、相手の調査員に気づかれることなく、調査が行われているかどうかを確認できるかもしれません。

プロが使う「浮気調査の方法」と4つの対策

パートナー以外の方との関係において、最も避けたいのは、お相手と二人でいる決定的な場面(例えば、ホテルへの出入りなど)を写真や映像に撮られてしまうことでしょう。メールのやり取りだけなら「親しい友人だ」と言い逃れできるかもしれませんが、密会の現場を押さえられてしまっては、言い訳のしようがありません。もちろん、あなた自身も細心の注意を払って行動されていることと思います。しかし、もしパートナーがプロの探偵に調査を依頼しているとしたら、その追跡から逃れるのは容易なことではありません。

探偵は、ターゲットに気づかれたり見失ったりすることなく、追跡や張り込みを遂行するための高度な専門スキルを習得しています。それでも、探偵の調査手法を知り、ご自身の行動を少し工夫することで、調査の気配を察知し、その日の密会を延期したり中止したりすることは不可能ではありません。ここでは、探偵が行う主な調査方法と、その気配を感じ取るためのヒントについてお伝えします。

徒歩での追跡

あなたが徒歩で移動する場合、探偵も徒歩で後をつけます。この際、多くの場合、2人1組で行動します。1人で長時間追跡すると、相手に怪しまれたり、見失ったりするリスクが高まるため、交代しながら追跡を行うのです。

追跡中は、周囲に溶け込むような服装を心がけ、必要に応じて上着を変えたり帽子をかぶったりして、印象を変えることもあります。あなたとの距離は、近すぎれば気づかれる恐れがあり、遠すぎれば見失う可能性があるため、常に適切な距離を保ちます。視線はやや下に向け、あなたが不意に振り返っても、立ち止まらずに通り過ぎて飲み物を買うふりをするなど、怪しまれないための技術を身につけています。

車を使った追跡

あなたが車で移動する場合、探偵も車両を使って追跡します。多くの場合、機材を積んだワンボックスカーなどが使われ、車内が見えないように窓にスモークフィルムを貼ったりカーテンを付けたりして、その隙間からカメラで証拠写真を撮影します。さらに、目立たないように、架空の会社のステッカーを貼って配送業者などを装うこともあります。また、渋滞が多い地域を走行することが予想される場合は、機敏に動けるバイクで追跡することもあります。

いずれの場合も、あなたの車のすぐ後ろを同じ車が走り続けると、バックミラーで気づかれる可能性があるため、死角に入ったり、間に他の車を1〜2台挟んだりしながら距離を保ちます。そして、信号が赤に変わりそうなときは、加速してあなたを見失わないようにします。

張り込みの種類

調査で行われる張り込みには、主に「車内での張り込み」「点張り」「立ち張り」の3つの方法があります。

  • 車内での張り込み: 文字通り、車の中で待機して監視する方法です。車内に人がいることがわかると怪しまれるため、基本的には人が乗っていないように見せかけます。そのため、後部座席などに身を潜め、暑い夏や寒い冬でもエアコンを使わずにじっと待機することもあります。
  • 点張り: 複数の場所で同時に張り込みを行う方法です。例えば、出入り口が複数ある大きな商業施設などにあなたが入った場合、どこから出てくるかわからないため、複数の調査員を配置し、各出入り口をカバーします。
  • 立ち張り: 車を停めておけない場所で張り込みを行う方法です。複数の調査員が、服装を変えながら、目立たない場所に立って監視することが多いです。

浮気調査の対策①見慣れない車に気づく

駐車スペースがある場所では、探偵は車の中で張り込みを行うことが多いです。そして、あなたが車で出かけるタイミングで、後を追ってきます。ご自宅の近くに見慣れない車が頻繁に停まっていたり、立ち寄ったお店の駐車場で同じ車を見かけたりしたら、それが探偵の車両である可能性が考えられます。特に、窓にスモークフィルムが貼られていたり、カーテンが付けられたりしている車には、注意が必要かもしれません。

浮気調査の対策②普段と違う行動をとってみる

プロの探偵の追跡を完全にまくことは非常に難しいですが、経験の浅い探偵や、アルバイト調査員が担当している場合などでは、追跡を混乱させることができる可能性はゼロではありません。試してみるとすれば、いつもとは違う行動パターンをとることです。探偵は、依頼者からの情報をもとに、あなたの通勤経路や立ち寄りそうな場所を予測し、調査計画を立てています。そのため、いつもは電車移動なのに突然タクシーを使ったり、普段行かないような場所へ向かったりすると、相手が対応しきれなくなる場合があるかもしれません。

浮気調査の対策③意表をつく動きをしてみる

追跡されているか確認したり、相手をまいたりするために、予測不能な行動をとるという方法もあります。探偵は人通りの少ない場所では距離をとりますが、角を曲がった直後などは見失うリスクがあるため、少し距離を詰めてくることがあります。角を曲がった後、すぐに引き返してみて、すれ違う人がいれば、その人が探偵である可能性が考えられます。また、エレベーターやエスカレーターが一般的な場所で、あえて階段を使ってみたり、乗降客の少ない駅で降りてみたりした際に、同じように行動する人がいれば、注意が必要かもしれません。

もし追跡されていると感じた場合、ドアが閉まる直前に電車に乗り降りしたり、大型商業施設で複数の出入り口や階段を使って移動したりすれば、相手をまけることもあるかもしれません。しかし、調査が難航すれば、探偵側も人員を増やすなどの対策を講じるため、同じ手が何度も通用するとは限りません。

浮気調査の対策④信号を利用してみる(※危険が伴います)

車での追跡から逃れる方法の一つとして、信号が変わる瞬間を利用するというものがあります。法定速度内で運転し、交差点に近づいたら信号の変化を確認します。そして、信号が赤に変わりそうなタイミングで速度を上げて交差点を通過するのです。うまくいけば、追跡車両を信号で足止めできる可能性があります。その後、すぐに何度か右左折を繰り返せば、追跡を振り切れるかもしれません。

ただし、この方法は非常に危険です。 タイミングを誤れば交通違反になるだけでなく、重大な交通事故を引き起こす可能性があります。安全運転を最優先し、決して無理な運転はしないでください。 あくまで、このような手法もあるという知識として留めておく程度にしてください。

不倫・浮気がバレた場合のリスク

たとえ一度は調査員の追跡をかわすことができたとしても、パートナー以外の方との関係を続けていれば、いずれ決定的な証拠を押さえられてしまう可能性が高いでしょう。

大切なパートナーを裏切っていたという事実が明らかになれば、失われた信頼を取り戻すことは、非常に難しくなるかもしれません。さらに、お相手のご家族に関係を知られてしまった場合、責任を問われ、法的な問題に発展する恐れもあります。

そうなれば、周囲からの目も厳しくなり、家庭生活そのものが壊れてしまうことにもなりかねません。最悪の事態を避けるためにも、関係が知られた場合にどのようなことが起こりうるのか、しっかりと理解しておくことが重要です。

お相手のご家族から法的な対応を取られる可能性

もし、お相手の配偶者などが探偵に調査を依頼し、あなたとの関係(特に肉体関係)が明らかになった場合、不貞行為に対する慰謝料を請求される可能性があります。慰謝料は、相手が受けた精神的な苦痛に対する損害賠償であり、その苦痛が大きいほど金額も高くなる傾向があります。

慰謝料の相場は50万円から300万円程度と言われることもありますが、関係が長期間にわたっていたり、その関係が原因で相手の家庭が破綻したりした場合には、500万円を超える高額な請求が認められるケースもあります。そうなれば、あなただけでなく、ご家族の生活にも深刻な影響が及んでしまいます。

慰謝料の支払いをめぐって裁判などで争う場合、相手側はあなたとお相手の間に肉体関係があったことを証明する必要があります。そのため、相手が雇った探偵は、ラブホテルへの出入りなど、言い逃れのできない決定的な証拠を押さえようとします。そのような証拠を撮られてしまった場合、裁判で有利な結果を得ることは極めて難しくなるでしょう。

お相手のご家族からの過剰な接触や嫌がらせ

関係を知ったお相手のご家族が強い怒りを感じた場合、金銭的な要求だけでなく、精神的な制裁を加えようと、常識から外れた行動に出ることも考えられます。例えば、あなたの職場に押しかけて関係を暴露しようとしたり、SNSなどにあなたの名前や顔写真を公開して非難したりといったケースです。

もちろん、これらの行為は名誉毀損や侮辱罪といった犯罪に該当する可能性がありますが、感情的になっている相手は、法的なリスクを顧みずに、悪質な嫌がらせを続けるかもしれません。もし、そのような情報が拡散されれば、あなたやご家族の人生が大きく狂ってしまう可能性があります。

パートナーとの別れにつながる可能性

あなたとパートナー以外の方との関係がパートナーに知られれば、信頼していた人に裏切られたと感じ、激しいショックと怒りを覚えるのは当然のことです。そして、パートナーがあなたの行為をどうしても許せないと感じた場合、離婚を切り出してくる可能性は高いでしょう。「いつかは終わらせるつもりだった」「遊びのつもりだった」と考えていたとしても、それは取り返しのつかない結果を招くことになりかねません。

慰謝料は、お相手からだけでなく、あなた自身のパートナーから請求されることもあります。高額な慰謝料の支払いに加え、お子さんがいる場合は親権を失い、自由に会えなくなる可能性も考えられます。あなたが離婚を拒否したとしても、パートナーには離婚訴訟を起こすという手段があります。パートナー以外の異性と肉体関係を持つ「不貞行為」は、法律で定められた離婚理由の一つです。その証拠が提出されれば、裁判であなたの主張が認められる可能性は低く、最終的には判決に従って離婚せざるを得なくなるでしょう。

周囲からの信頼を失うこと

関係が周囲の人々に知られれば、ご家族だけでなく、親戚や友人、知人からも厳しい目で見られ、築き上げてきた信頼を失うことになるでしょう。人間関係にひびが入り、これまでのような親しい付き合いを続けることが難しくなったり、困ったときに助けを求めにくくなったりするかもしれません。

また、近所に関係が知られれば、噂はあっという間に広まります。そうなれば、例えばお子さんの保護者同士の付き合い(ママ友など)からも距離を置かれ、ご家族全体が地域の中で孤立してしまう可能性も否定できません。

仕事への影響

もし、お相手が職場の同僚や部下であった場合、その関係が会社に知られると、社内でのあなたの立場は著しく悪化するでしょう。上司や同僚からの信頼を失い、昇進などの道も閉ざされてしまう可能性があります。

社内不倫を直接的な理由として解雇されるケースは多くないかもしれませんが、配置転換(異動)を命じられる可能性は十分に考えられます。また、別の部署に移ったとしても、不倫の噂がついて回り、周囲から冷たい視線を浴び、居心地の悪い思いをするかもしれません。その結果、会社に居づらくなり、最終的に退職せざるを得なくなるケースも少なくありません。

お子さんへの心の負担

子どもたちは、両親の間の不穏な空気を敏感に感じ取ります。パートナーに関係が知られれば、夫婦仲は険悪になり、言い争いが絶えなくなるかもしれません。そのような家庭環境で過ごすことは、お子さんの心に大きな不安を与え、精神的に不安定にさせてしまう可能性があります。また、ある程度の年齢のお子さんであれば、親の関係に気づいてしまうかもしれませんし、近所で噂が広まれば、学校でいじめの対象になる可能性も考えられます。

さらに、もし両親が離婚することになれば、お子さんが受ける心の傷は計り知れません。離婚によって経済的に苦しくなるケースも多く、それはお子さんの将来にも暗い影を落としてしまうことにつながりかねません。

「浮気調査されているかも」と感じた時の対処法

ここまで見てきたように、調査によってパートナー以外の方との関係が明らかになった場合、ご自身だけでなく、ご家族の生活や将来にも深刻な影響が及ぶ可能性があります。

もし「調査されているかもしれない」と感じたなら、それは関係を見つめ直し、適切な行動をとるべきサインなのかもしれません。ずるずると関係を続けることは避け、穏やかな日常を取り戻すために、今できることについて考えてみましょう。

不倫関係を解消する

もし、パートナー以外の方との関係に罪悪感を抱いていたり、将来への不安を感じていたりするならば、「調査されているかもしれない」という状況を、関係を終わらせる良い機会だと捉えることもできるかもしれません。前述の通り、この関係を続けることには、様々なリスクが伴います。調査を依頼したのがご自身のパートナーであればまだしも、お相手のご家族だった場合、問題はあなた一人にとどまらず、あなたの大切なご家族まで巻き込んでしまう危険性があります。こうしたリスクを回避する最も確実な方法は、すぐに関係を清算することです。

浮気相手と話し合う

あなただけが一方的に別れを決めても、お相手が納得しなければ、関係を完全に断ち切ることは難しいかもしれません。メールやメッセージだけでなく、可能であれば直接会って、関係を終わりにしたいというあなたの強い意志とその理由を、はっきりと伝えましょう。

「探偵に調査されていて、このままではあなたにも迷惑がかかるかもしれない」「これ以上、家族を失うリスクは冒せない」といった具体的な理由を伝えることで、お相手も状況を理解し、諦めてくれるかもしれません。その際、お相手が別れを惜しんだとしても、期待を持たせるような曖昧な態度はとらず、きっぱりとした態度で接することが大切です。そして、話し合いの後、一切の連絡を断つ覚悟が必要です。

不倫の事実を認め、パートナーと向き合う

もし、調査を依頼したのがあなたのパートナーであり、関係修復の可能性が少しでも感じられるのであれば、正直に関係を打ち明け、心から謝罪し、お相手とは二度と会わないと約束することも、一つの道かもしれません。パートナーがあなたの謝罪を受け入れてくれれば、お互いにわだかまりを抱えたまま過ごすことなく、夫婦としてもう一度やり直せる可能性があります。

そして、これを機に、夫婦間のコミュニケーションを大切にしましょう。パートナー以外の人に関心が向かう原因の一つに、夫婦間のコミュニケーション不足が挙げられることがあります。

お互いに不満やストレスを抱えているのに、それを打ち明けられない、聞いてもらえない状態が続くと、心のすれ違いが生じやすくなります。夫婦でしっかりと話し合い、問題があれば改善していくことで、心安らぐ家庭環境を取り戻し、再び同じ過ちを繰り返すことを防げるかもしれません。

法に触れる調査の場合は専門家への相談する

まず、ご自身には後ろめたいことが何もないにも関わらず、誰かにつけられている、見張られていると感じる場合は、ストーカー行為や嫌がらせの可能性も考えられます。あなたやご家族に危険が及ぶ可能性もあるため、弁護士や警察に相談することを検討してください。

一方で、あなたがパートナー以外の方との関係を持っており、その調査をパートナーやお相手のご家族が探偵に依頼している場合、探偵の尾行や張り込み自体を法的に止めさせることは難しいでしょう。探偵業法という法律で、これらの調査活動は認められているからです。

ただし、探偵が行う調査にも限度があります。例えば、あなたの車に無断でGPSを取り付けたり、お相手の家に勝手に侵入してカメラを仕掛けたりするような行為は、法律で許されていません。もし、このような違法な調査が行われている疑いがある場合は、弁護士に相談することをお勧めします。

最後に

長年連れ添った夫婦であっても、パートナーの些細な態度の変化から、疑念を抱き始めることは少なくありません。最初はスマートフォンのチェックなどから始まるかもしれませんが、確証が得られない場合、探偵への調査依頼を考える方もいらっしゃいます。

調査のプロは、専門的な技術を駆使し、着実に証拠を集めていきます。周囲に気を配り、一時的に追跡をかわすことができたとしても、関係を続けていれば、いずれ決定的な証拠をつかまれる可能性は高いと言わざるを得ません。

お相手のご家族から法的な責任を問われたり、築き上げてきた家庭が壊れてしまったりする前に、できるだけ早く関係を清算し、失われたパートナーとの信頼関係を取り戻す努力を始めることが、ご自身とご家族の未来にとって、今は何よりも大切なことなのかもしれません。