浮気・不倫の法律

キスは浮気?法律上のNGラインとリスクについて徹底考察!

浮気・不倫の法律

どこからが「浮気」だと感じるかは、本当に人それぞれですよね。でも、大切なパートナー以外の人との「キス」、これについては「許せない一線」だと考えている方も少なくないのではないでしょうか。

キスは、特別な関係性の象徴のように感じられることが多いですから、パートナーが他の誰かとキスをしていたら、それはもう浮気だと感じるのも自然なことかもしれません。

ただ、中には「場の雰囲気でキスしちゃうこともあるし、それくらいなら…」とか、「状況によっては仕方ないかな」と、キスまでは許容範囲と考える方もいらっしゃるようです。

この記事では、恋人や配偶者以外の相手とのキスは、果たして「浮気」にあたるのか、それとも「セーフ」なのか、様々な考え方や、法的な観点から見た「浮気」の定義について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

大切な人がいるのになぜ他の人とキスしたくなる理由

では、一体どんな瞬間に、大切な人がいるにも関わらず、他の誰かとキスをしたくなってしまうのでしょうか。皆さんの意見を見ていく前に、少しだけその背景にある心理を探ってみましょう。

お酒の力を借りてしまったとき

アルコールの力を借りると、気分が高揚して、普段よりも大胆な気持ちになることがありますよね。お酒が入ると楽しくなって、つい開放的な気分になってしまうものです。その場の雰囲気に流されて、「ノリでキスしちゃった」という経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

また、お酒によって理性のタガが緩み、普段は抑えているような気持ちが表に出てしまうことも。もし近くに魅力的な人がいたら、ふとキスを求めてしまう…そんな心境になることもあるようです。

「いいな」と思っている人からアプローチされたとき

パートナーがいても、他に「素敵だな」と感じる人が現れること自体は、決して珍しいことではありません。心惹かれる存在がいるのは自然なことです。

自分から行動を起こすつもりはなくても、もしその「気になる相手」から積極的にアプローチされたら…ドキッとしてしまうのは自然な感情かもしれません。特に、好意を持っている相手から不意にキスを求められたら、嬉しい気持ちや戸惑いから断れず、つい受け入れてしまう…そんなケースも考えられますね。

性的な気持ちが高まったとき

特にパートナー以外の相手に対して性的な欲求を感じてしまった場合、キスはその先へのステップとして意識されることがあるかもしれません。これは特定の性別に限った話ではありませんが、性的な衝動がキスへの引き金になることは、残念ながらあり得ることのようです。

どうしようもなく寂しいとき

心がぽっかりと空いたような、どうしようもない寂しさを感じたとき。そんなときも、誰かに触れたい、温もりを感じたいという気持ちから、キスを求めてしまうことがあるようです。

特に、心の繋がりや安心感を強く求める方にとっては、寂しさを埋めるために誰かとのキスに癒しを求める傾向があるとも言われています。人肌が恋しくなり、誰かとの触れ合いで寂しさを紛らわせたい…そんな心理が働くのかもしれません。

法律の世界では「キス」は浮気とみなされる?

皆さんの心の中にある「浮気の境界線」は様々で、「頻繁に連絡を取り合っていたらもう怪しい」「手をつないだ時点でアウト」「二人きりで食事に行ったら許せない」など、人によってはかなり厳しい基準をお持ちかもしれません。

では、法律の世界では、どのような行為が「浮気」として扱われるのでしょうか?

法的な観点から見ると、「不貞行為(ふていこうい)」があった場合に、浮気と判断されます。たとえご自身が「二人きりで会うこと」を浮気のラインだと考えていても、法律上はそれだけでは不貞行為とは認められないのです。

そして、法的に不貞行為と認められなければ、残念ながら、慰謝料を請求することはできません。

では、その「不貞行為」とは、具体的に何を指すのでしょうか?簡単に言うと、「性的な関係を持つこと」、つまりセックスの有無が基準となります。

したがって、法律上の定義では、キスだけでは「不貞行為」には該当せず、「浮気」とはみなされない、ということになるのです。

キスだけなら法的にはセーフ。でも「浮気調査」でバレる可能性が…

これまでお話ししてきたように、キスだけでは法的に「不貞行為」とは認められず、慰謝料請求などの法的な対応は難しいのが現状です。「キスしたんだから浮気だ!」と強く感じても、法的な裁きを求めることはできないのです。

しかし、考えてみてください。パートナーが他の誰かとキスをしているという事実は、多くの場合、相手に対して特別な感情…好意や恋愛感情を抱いている可能性が高いことを示唆しています。

もし、あなたがパートナーのキスを目撃したり、知ってしまったりした場合、それは氷山の一角かもしれません。専門家による調査などを通じて詳しく調べてみると、実はキスだけでなく、性的な関係、つまり法的に「不貞行為」と認められる行為にまで及んでいる事実が明らかになるケースも少なくありません。

もし、パートナーが自分以外の誰かとキスをしているという確かな情報を掴んでいるのであれば、一度、専門的な調査などを利用して、キス以上の関係がないか、真実を確かめてみることも、今後のことを考える上で一つの選択肢となるかもしれません。

まとめ

この記事では、パートナー以外とのキスについて、様々な角度から考えてきました。

法的な観点からは、キスだけでは「浮気(不貞行為)」とは認められないという結論になります。しかし、だからといって安心できるわけではありませんよね。キスという行為は、しばしば、それ以上の親密な関係への入り口となる可能性があります。

もし、あなたがパートナーの行動に「何かおかしいな」「信じられない」といった疑念を抱き続けているのであれば、一人で悩み、不安を募らせて関係が悪化してしまう前に、勇気を出して真実を確認することも大切です。

専門的な調査などを検討することも、ご自身の心の平穏を取り戻し、今後の二人の関係をどうしていくかを決めるための、一つの有効な手段と言えるでしょう。